ヨガをはじめるきっかけは人それぞれです。
・ヨガは健康にいいよと聞いた
・ヨガを友人におすすめされた
・ダイエットしたいとはじめた
など、ヨガを通して何かの目的をクリアしたいと思う方がほとんど。
ヨガは健康によいと言われているエクササイズです。しかし、怪我をしたり具合が悪くなったりする場合もあります。
先に注意するべきポイントを知っておけば、安心してヨガを楽しめます。
今回は、ヨガをはじめるときに注意するべきポイントについて、現役ヨガインストラクターが紹介します。
怪我もするって聞いたけど、大丈夫かな?
ヨガをするときはどのようなことに注意したらよいの?
注意するポイントがわかれば、ヨガも安心して受けられますよ。ぜひ楽しんでくださいね。
ヨガを受ける日は朝の体調を確認しよう
ヨガを行う日は、朝起きてからの体調を確認してください。少しでも怠かったり、気持ち悪いと感じたりするなら、無理してヨガをしない方がよいかもしれません。
「カラダを整える=変化をもたらす」作用が期待できるヨガ。「健康になるなら」と体調が悪いのにヨガをすると、症状によっては悪化してしまう可能性もあります。
また、ヨガは、さまざまな効果が期待できる分、好転反応も起きやすいです。好転反応とは、カラダが健康に戻る際に起きる反応で、だるさや眠気などが現れること。整体や鍼(はり)などの治療後にも起こります。
ヨガでも、一時的に眠くなったり、体が重たく感じたりするかもしれません。実際に私もはじめたばかりの頃はよく眠くなって、お昼寝をしていました。
ヨガをしてみて、少しでも普段と違うなと思ったら、休憩をすることが必要です。
女性がヨガをするときに気をつけるポイント
ヨガは、PMSや生理痛にも効果的と言われています。しかし、激しく動くヨガや逆転のポーズなどをするヨガはあまりおすすめしません。
イライラや落ち着きがないなどPMSに悩む方は、どのレッスンを受けるのがよいのか、きちんと考えましょう。心配な方は、インストラクターやスタッフに相談してください。また、婦人科の先生に話を伺ってもよいでしょう。
また、妊娠している方は、マタニティヨガのレッスンがおすすめです。通常のヨガは、お腹に力を入れたり、ねじったりするポーズが多いので、妊娠がわかった時点で行うのは控えましょう。ヨガを楽しみたい方は、婦人科の先生と相談して行ってください。
ヨガをするときは食事2時間後がおすすめ
ヨガのレッスンを受けるときは、2時間前に食事を済ませるのがおすすめです。
レッスンでは、頭を下げたり、お腹をねじったりするポーズがあり、お腹の中にたくさんの食べ物が入っていると、気持ち悪くなったりすることがあります。
消化にもエネルギーが使われているので、集中力にもかけることが分かっているそうです。
しかし、いつも2時間前に食事を済ませられるわけではありません。レッスンがあるからと食事を抜くことは健康によくないので止めましょう。
どうしてもお腹が空いたら、食事を分けて取ろう!
レッスン1時間前にスープやお味噌汁など消化に良いものを軽く食べます。その後、レッスンが終わってから、野菜やメインを食べるとよいでしょう。
レッスン後は、消化吸収力が上がっているので、食べ方にも注意が必要です。炭水化物はできるだけ最後に食べると血糖値の上がり下がりが少なく、健康にもよいでしょう。
どうしても食べたい時は、我慢せずに食べよう!
分食もできない場合は、食べすぎない程度に食事をするのがおすすめです。ただし、レッスン中に胃の中が気持ち悪くなることもあるので、注意してください。
気持ち悪さを感じたら、少しの間おやすみするとよいでしょう。
ヨガでも怪我をする!レッスンで気をつけたいこと
ヨガは、筋肉をストレッチしたり、鍛えたりします。普段何もしていないカラダを動かすからこそ、怪我にもつながりやすいと言えます。
怪我をしないためには、頑張りすぎない・呼吸をできるところでキープする・自分としっかりと向き合うのが大切です。
ヨガで怪我をしやすい部位は、ひざ・手首・腰などです。正しい姿勢で行えていない場合は、痛みを伴う可能性があります。腰痛を直すために行なっているのに、痛めてしまっては元も子もありません。
ポーズに夢中になって、自分の限界以上の力を引き出したり、周りの人が頑張っているからと、無理やりポーズをとろうとしてしまったりするのはやめましょう。
熱心にやることは悪いことではありませんが、ヨガを行う時は、「誰のために、何のために行なっているか」を忘れないようにしてください。
怪我をせずに長く楽しんでほしいからこそ、自分のカラダと相談は必要です。
ヨガを始めてみよう
ヨガは、毎日10〜15分で良いので習慣として楽しむのがおすすめです。
ときどき「ヨガって毎日行なっても良いものですか?」と質問を受けることがありますが、ヨガを健康のために行うなら、毎日行ってほしいです。
しかし、自分のカラダは、知っているようで知らないことだらけ。ヨガで怪我をしないよう、自分自身のカラダと向き合うことが重要です。
体に気をつけながら、健康に繋がるヨガを行いたいですね。